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グラスホッパー | 伊坂幸太郎 [文芸]

もうおなじみですね。
『陽気なギャングが地球を回す』、とか、『重力ピエロ』が映画化されているので凄く有名な著者の方だと思います。

ええ、ぶっちゃけると、有名だから読んでみました。

有名な作品には触れておかねば、という浅ましい考えですいません。
ミーハーな人間はこれだから困ります。っていうか、ミーハーの意味を説明できませんが、何となく使います。すいません。

さて、まあ題名からして『グラスホッパー』。つまりはバッタ。飛蝗。ちなみにイナゴは蝗。
虫に皇と書くなんて、なんと偉そうな名前だ。すげーかっこいい。
……閑話休題。
こいつら飛蝗は集団を形成すると、性格が悪くなって、災害規模の襲撃をしてくるらしいです。まさに非行に走ったといえますね。盗んだバイクで蝗ライダーですか。
(大変失礼しました)
どこかの洋画で、大量のイナゴが襲ってくる映画があったなぁ、などと思い出しました。

一応言っておきますが、『グラスホッパー』はバッタの小説ではありませんよ。
まあ、蝉と鯨と押し屋は出てきますけどね。鈴木もいます。
彼らが主軸となって、物語が展開していきます。
殺し屋たちと普通のおっさんが繰り広げる、殺しの様相が手に汗を握らせるでしょう。

凄くない人間だって、生きてるんだ。がんばるんだ。

そう思わせてくれた普通のおっさん=鈴木。
これが特殊な能力に目覚めた高校生なら、また話は違うんでしょうけどね。
現実はそんなに甘くないよ、と。
おっさんだろうが爺さんだろうが、生まれてきたばかりの赤ん坊だとしても、一生懸命にならなくちゃいけないことがあって。
それにどれだけ真剣になれるか、っていうのが大事だと思いました。

不恰好でも、弱くても。馬鹿でも。やっぱり格好良さってのは、心に伝わるもんですね。


グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 文庫



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